こんにちは!管理人のKoalaです。
Amazon Prime Videoで配信中のミステリードラマ『スカーペッタ』シーズン1第4話を視聴しましたので、感想をお届けします!
第2話ではケイ、第3話ではドロシーとそれぞれの過去や背景が少しずつ明かされてきました。今回第4話でスポットが当たるのはケイの相棒でドロシーの夫のピート・マリーノ。
豪快で短気な刑事というイメージが強い彼。その性格の原点や、スカーペッタとの長年の信頼関係が垣間見えるエピソードとなっていました。
また、現在進行中のグウェン・ヘイニー事件にも大きな進展があり、28年前の事件とのつながりがさらに色濃くなってきます。
それでは第4話を見ていきましょう!
『スカーペッタ』シーズン1第4話感想 ピート・マリーノの正義のありかた
時は1978年。
少年時代のピート・マリーノは近所の子どもたちから暴力を受けています。
「左の頬を打たれたら右の頬を差し出せ」という父親に対して、「やられたらやり返しなさい」という母親。
ずっと耐えていたピートでしたが、突然火がついたように相手に反撃し始め、相手を殴り倒しました。
お父さんとお母さんから全く逆のことを教えられて育つって、なかなかな矛盾ですよね・・・。
殴られてもずっと耐えていた幼いピートが友だちを殴ったとき、お父さんの教えによってずっと抑えつけていた彼の中の闘争心みたいなものに火がついたのかな、と思いました。ここで彼の中の正義のありかたが変わった、ともいえるのかもしれません。
また、ピートの妻ドロシーは、AI人格のジャネットに「ピートはずっとケイに恋している」と言われたことが気にかかっています。でも、ピートを愛しているドロシーは、ピートを問い詰めたりせずに二人の時間をとろうとして、高級レストランに誘います。このドロシーがすごくいじらしいです。
なのに、ピートは、ケイと追っている事件の新事実を聞いてしまい、せっかくのデートが台無しに。さらに、正規の刑事でもなく権限もないのに、容疑者とみなしているマット・ピーターセンをボコボコに殴ってしまいます。
この、マット・ピーターセンを殴るピートの姿が、オープニングの幼少期のピートの姿に重なります。彼は正義と信じてやっていることなのですが、暴走は否めません。
スカーペッタ第3話のおさらいはこちらからどうぞ!

『スカーペッタ』シーズン1第4話感想 ルーシーの心に刺さった氷の刃
ピートがマット・ピーターセンを殴ったのは、現代の殺人事件の被害者であるグウェン・ヘイニーとの関連に関して、マットが嘘をついていたからでした。マットは「グウェンとのつながりはない」と言っていたのに、実はその二人はバーで会っていたことを示す証拠を、ピートが協力を依頼していたルーシーが見つけたからです。
義理の父としてピートの性格を知っているルーシーは、この証拠を知って激昂したピートを見て「まずい」と勘付きます。そして、フルーグ巡査とともに現場に駆けつけるのでした。
現場に着いたルーシーとフルーグに暴行を止められたピート。ようやくまともに話せるようになったマット・ピーターセンは、「グウェンが作っている人工臓器を使って亡くなった妻を生き返らせたいと思って近づいただけだ」と告げました。その言葉に凍りつくルーシー。
同性愛者であるルーシーは、最愛の妻であるジャネットを突然病気で亡くし、その喪失感を受け入れられずに、AIでジャネットのアバターを作って一緒に暮らしています。自分の切なる願いと重なるマット・ピーターセンの言葉に、「失った愛する人を物理的にも再生させる」という、禁断のスイッチがルーシーの中で入ってしまったのかもしれません。そんなマット・ピーターセンに「死んだら終わりだ」と強い言葉を投げるピート。その言葉は、のちに本心ではない、とルーシーに言い訳しますが、本心だったのでは、と感じます。
『スカーペッタ』シーズン1第4話感想 ベントンの冷酷な凄みと彼が妻に言えないこと。
スカーペッタの夫でFBI捜査官であるベントン。この人の、いつも倦み疲れたような表情が最初からずっと気になっていました。ケイ・スカーペッタとの夫婦関係も、あまり心が通っていないような、というか、形式的に感じてしまうのはなぜだろう?と思っていました。もしかしたら、ベントンを演じるサイモン・ベイカーの過去の作品での印象が強くて、あまりに違うからかな?とも思いました。『メンタリスト』のパトリックや『プラダを着た悪魔』のクリスチャンなどで演じたチャーミングな笑顔が印象深すぎて、サイモン・ベイカーってこんな顔もするんだ!と新鮮でした。
本作では、心に葛藤を抱えて、鬱々とした様子のベントン。その本領が発揮されてくるのは、ケイとピートが追っている事件の容疑者のジンクスの尋問のくだりです。暴力は使わないのですが、冷酷な凄みでジンクスを追い詰めていく様子が怖いのなんの・・・。その凄みで、ついに、グウェンに恋していたジンクスが彼女のために不正アクセスを行っていたことをつきとめます。
さらに、第4話の終わりではスカーペッタが突然FBI捜査官によって連れ去られます。ヘリコプターで連れて行かれた人里離れた事件現場でスカーペッタを出迎えたのは、夫のベントン。スカーペッタの表情が一気に険しくなりました。ここでも、夫婦である二人ですが、なんとなく敵対関係に見えてしまいました。職業上の秘密は他者に漏らしてはいけないと、宣誓をして職務についたベントンでしたが、それにしても秘密主義すぎるとスカーペッタは怒っています。
なんとなく、ベントンには、これだけでなくたくさんの秘密を抱えているような含みがあるのです。とはいえ、スカーペッタも、人として本当に信頼しているのは、ベントンよりも自分に忠誠を誓ってくれているピートのほうなのかもしれません。そのピートはスカーペッタの姉のドロシーと結婚しているのですから、なんとも緊張感あふれる二組のカップルです。
『スカーペッタ』シーズン1第4話感想 ピート・マリーノを演じる二人の親子俳優
今回もっとも印象的だったのは、タイトルが示す通り、ピート・マリーノでした。過去パートで、インテリジェントなスカーペッタやベントンとともに行動しながらも、敏腕ながらも彼らとは対照的に粗野で感情的なピートが少し不思議でしたが、その彼のオリジンがなんとなくわかったように思えました。
また、スカーペッタとの絆もとても印象的です。仕事の上の相棒でありながら、昔も今も、スカーペッタを身を呈して守るような動きをするピート。現在の妻であるドロシーが「夫のピートは自分の妹のケイに恋している」というジャネットの言葉に動かされてしまうのも、根拠がないわけではないなと感じました。(そしてそれはいかに辛いことだろうと思います・・・)
ところで、現在のピートを演じているボビー・カナヴェイルと、28年前のピートを演じているジェイク・カナヴェイルは、実際の親子です!どちらの俳優も、ケイ・スカーペッタに向ける目が、忠誠心に満ちているというか、絶対守るという決心を感じるというか・・・。
それは、恋愛ではないかもしれないのですが、ただの仕事仲間を超えた絆を感じさせます。
『スカーペッタ』シーズン1第4話感想 揺さぶられるルーシーの心
ドロシーの亡き妻のAI人格であるジャネットの存在は、ピートだけでなく、これまで母のドロシーや叔母のスカーペッタからもよく思われていませんでした。しかし、ドロシーは、ジャネットが家族の誰も興味を示さない自分の著作を全て読んでいることを知り、すっかり心を許してしまいます。また、新たな事件の手がかりとなるキャミー・ラマダの不審死について教えたジャネットに、スカーペッタも少し心を開いたようにも見えました。
一方でルーシーは、ジャネットが自分だけでなく、他の家族と会話していることに、少し苛立ちを感じているようです。新たに出会ったフルーグ巡査との間にもケミストリーを感じている様子でもありましたが、マット・ピーターセンの「人工臓器を使って亡き人を物理的に蘇らせる」という考えに一瞬ジャックされてしまったようにも見えました。
ちなみに、原作小説の著者、パトリシア・コーンウェルも女性の同性愛者とのこと。女性同士の恋愛・結婚に関するリアルも感じられます。
犯罪ミステリーというより、人間模様が気になるドラマとなってきた『スカーペッタ』。続きが楽しみです!
******
最後までお読みくださりありがとうございました!
いかがでしたでしょうか。
当ブログでは、『スカーペッタ』など海外ドラマに関する記事を他にも配信しています。
よろしかったらぜひ他の記事も読んでいってください!
ではまた!

コメント