こんにちは!管理人のKoalaです。
ファイナルシーズンを迎えて大きな盛り上がりを見せているアマゾンプライムのドラマ「ザ・ボーイズ」の最終回が配信されました!
涙しながら最後まで見ましたので、あらすじと感想をお送りしたいと思います!
*本記事にはネタバレを含みます。本編をご視聴になってからお読みください。
- 「ザ・ボーイズ」シーズン5 第8話「血と骨」あらすじ解説!終わりの始まり。
- ついにキミコの能力無効化放射線が発動。光を灯し続けるための戦いが始まる。
- 他者への尊敬をひとかけらも持たないホームランダーと、兵器と呼ばれたキミコを気遣うヒューイ。
- 生放送で配信されるホームランダーの神宣言。ホワイトハウスでトラップにかかるザ・ボーイズ。
- 「灰の神」を宣言したホームランダー。最終決戦の始まり。
- ホームランダーとブッチャーの一騎打ち。キミコの放射線は発動するのか?
- 幕を閉じた最終決戦。生放送で全国に中継された光景は。
- 祭りの後、世界を救ったリーダーが取った行動は。
- すべてが終わり、それぞれの道を歩むザ・ボーイズ。
- ザ・ボーイズシーズン5 第8話「血と骨」の感想!キャラクターを大切に考えられた誠実なラストに涙。
「ザ・ボーイズ」シーズン5 第8話「血と骨」あらすじ解説!終わりの始まり。
佇むキミコ。
ブッチャーとMMが墓に土をかけている。
見守るスターライト。
ヒューイがフレンチーの遺言を読み上げる。
「俺 セルジュ・エミリアン・レ・サントは正気を失い衰弱しているがこれを遺言として記す」という書き出しから始まる遺言はフレンチーらしい悪趣味にあふれていて、失意の中でも場を和ませる。
愛しい人の腕の中に安らげる場所を見つけた、というフレンチーの言葉を聞いたキミコが涙を一筋流す。
ホームランダーの降臨祭のCMが放送されている。
復活祭の日曜午後4時にホワイトハウスから生中継されるという。
隠れ家の納屋でそのCMを見ているライアンの元に現れたホームランダー。
空を飛び回って情報を得て、隠れ家を見つけたという。
神の子が納屋で寝ているのはよくない、ヴォートタワーへ来いというホームランダーを拒絶するライアンに、家族としてライアンとの関係が大事だというホームランダー。
しかし、ライアンは、世界最強だといっても孤独で惨めな男だ、とホームランダーを一蹴する。
「人を怖がらせて神と言わせても神になんかなれない」と言い切るライアンに、「今の私をわかっていないがいずれわかる」と背中を見せるホームランダー。
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ついにキミコの能力無効化放射線が発動。光を灯し続けるための戦いが始まる。
フレンチーの死後、キミコはまた言葉を話さなくなった。
ヒューイとMM、スターライトはマリー、ジョーダン、エマの隠れ家で計画を練っている。
オー・ファーザーの元から救い出したホームチーマーたちをカナダに送り届けてほしい、というスターライトに、自殺任務に赴くスターライトたちの力にもっとなりたいというマリー。
そんなマリーに、「セブン」入りしたときに憧れのクイーン・メイヴに会ったときのエピソードを語るスターライト。「自分はウザい後輩だった」という。
「自暴自棄で死にに行くわけじゃない。勝つためでもなくて、できる限り光を灯し続けるためかな」と言ったあと、「ウザい後輩でいてくれてありがとう」とマリーに言うスターライト。マリーとジョーダンとエマはカナダに向けて出発した。
「大統領一周年記念に夫にプレゼント」とチタンで特別に作ったという口枷をオー・ファーザーに渡すアシュリー。ホームランダーのスピーチ原稿を書いているというオー・ファーザーだが、想定より多くの人がホームランダーを神とは思っていないことで苦戦しているという。
オー・ファーザーにワインを取りに行かせた隙に、別人格に「怒ってるだろうけどオー・ファーザーの心を読んで」と頼むアシュリーだが、別人格は答えない。アシュリーはオー・ファーザーを説得して寝返らせたいようだ。
フレンチーの墓に佇むキミコ。そこへやってきたシスター・セージは好きなペットを亡くしたときのことを話し、「フレンチーはあなたのペットだったけど、あなたは彼から幸せを奪っていた」と挑発する。怒りを爆発させたキミコの胸から出た放射線がシスター・セージをノックダウンする。「ソルジャー・ボーイが怒りで我を忘れたときに爆発を起こしたから、怒らせたまでだ、落ち着け」というブッチャー。
そこで起き上がったシスター・セージは、もう世界一の頭脳ではなくなったという。キミコに濃縮ウランを照射してソルジャー・ボーイと同じく能力を無効化させる放射線を発動させる計画が功を奏し、最終兵器としてのキミコが完成したと喜ぶブッチャー。
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他者への尊敬をひとかけらも持たないホームランダーと、兵器と呼ばれたキミコを気遣うヒューイ。
隠れ家の居間でホームランダー阻止の計画を練るザ・ボーイズ。復活祭でホームランダーが自分を神だと宣言した後、思想警察の取り締まりで大勢の人が亡くなることが予想される。ホワイトハウスに侵入するため、JFKがマリリン・モンローに使わせていたという地下トンネルを使う計画だ。シンガーの警備で設計図も暗証番号も入手しているとMM。最後にぶちかますか、というブッチャーに頷く一同だが、セージは「残りの人生をハリー・ポッター・ワールドで過ごす」と言って出ていく。玄関を出たあと、笑みを浮かべるセージ。
オー・ファーザーが世界一の富豪、ヴァン・エリスと面会している。スターライターたちを自分の工場で雇えないかという提案を聞いているオー・ファーザー。そこへ現れたホームランダーに状況を説明する。ヴァン・エリスの組織はアメリカの支配層だからホームランダーの教会には必要だと説明するが、組織全員が自分の信者でなければならないというホームランダー。「ブッチャーたちが能力を無効化する策を完成させて乗り込んでくる恐れもあるので延期も考えるべきでは」と進言するオー・ファーザーを一蹴する。
そこへやってきたディープは、ホームランダーに十字軍が必要ではと進言するが、全く相手にされない。ホームランダーはその隙をついてヴァン・エリスを始末していた。戻ってきたホームランダーは、ザ・ディープに「私の人生でお前以上に尊敬できない奴はいない。殺さなかったのは自分がどれだけ価値がないかを思い知らせるため」と言い放ち、オー・ファーザーには「生放送が終わり次第選別を始める。私の真実を受け入れない者は聖なる炎で焼き尽くされる」と命令する。
隠れ家で決戦の準備をするザ・ボーイズ。一人、車の中にいるキミコのところへヒューイがやってくる。「ブッチャーは間違っている。君は武器じゃない。フレンチーは最初から本当の君を見ていたし、彼のお陰で僕たちも気づけた。彼を失っても全てを失うわけじゃない」と言う。準備ができて出発するザ・ボーイズ。
大統領執務席に座るホームランダー。いよいよ生放送が始まる。
生放送で配信されるホームランダーの神宣言。ホワイトハウスでトラップにかかるザ・ボーイズ。
「私が主であり、あなたたちの神だ」と宣言するホームランダー。オー・ファーザーのもとにブッチャーたちが侵入してきたという報告が届く。想定していたというオー・ファーザー。
設計図にはなかった扉があることに気づいたブッチャーたちを、対能力者音波と銃撃が襲う。ブッチャーたちを始末すべく補佐官たちとともにトンネルへ向かうアシュリーだったが「最悪の人生」と吐き捨て、トンネルを走り抜けてブッチャーたちが捉えられた部屋に行き、彼らを逃す。「ホームランダーは執務室よ」と告げたアシュリーに別人格の能力は「やるじゃない」と褒めた。
ザ・ボーイズがホワイトハウスの一室に入ると、ディープが一人で泣いていた。ホームランダーに見直されたいディープは、彼らを倒そうとするが、スターライトの攻撃でともにはるか遠くの海岸まで飛ばされる。
そこへ扉を破って現れたオー・ファーザー。ヒューイはブッチャーとキミコをホームランダーの元へ向かわせるため、火災消化システムを拳銃で破壊して煙を充満させ、オー・ファーダーを撹乱する。
海辺の砂浜で向き合うディープとスターライト。「あいつは怖がらせるだけで尊重しない。気づいているはず。そこから逃げたくない?」というスターライトに「お前が現れてから全てを失った」と叫ぶディープ。「自分の行動に責任を取ったら?」というスターライトだが、ディープは聞き入れない。
「灰の神」を宣言したホームランダー。最終決戦の始まり。
ホワイトハウスではオー・ファーザーがヒューイとMMを追い詰めていた。MMがオー・ファーザーの背後にまわり、アシュリーのプレゼントであるチタンの口枷を彼の口に噛ませると、オー・ファーザーの頭部が爆発した。
ホームランダーは生放送を続けている。オー・ファーザーの書いた原稿通りに演説を続けていたホームランダーだが、「私は皆の父であり、皆は愛する子供」という箇所で原稿を読むのをやめ、「皆の中には、心では私を信じていない者がいる」と話し出す。「私を愛さず、私を愛さない。そんな異端者は破滅あるのみ」と言うホームランダーに、執務室の撮影クルーも戸惑いを隠せない。
ライブビューイングの会場ではオー・ファーザーが放ったサイキックたちが観客を見守り、不信を持った観客の座席を赤く塗りつぶしていた。「私の支配は永久に続き、世界が冷たい死を迎えても私は生き残る。永遠に」と演説を続けるホームランダーに、信者たちの気落ちはどんどん離れていく。
「灰の神として」と締め括ったホームランダーの執務室の壁を破壊して入ってきたのはブッチャーだった。「やあ、クソ野郎。パパは戻ったぜ」と不敵な笑みを浮かべるブッチャー。撮影クルーは逃げたが、カメラは回り続けており、二人の様子が生放送で配信され続けている。
「約束を守らないのかと思い始めていた」と立ち上がるホームランダー。「実験はどうなった?」と尋ねるホームランダーを睨みつけながら近づいてくるキミコ。最終決戦が始まった。
ホームランダーとブッチャーの一騎打ち。キミコの放射線は発動するのか?
一方で海岸ではスターライトとディープが一騎打ちで戦っている。スターライトの電撃に飛ばされて海へ落ちたディープのもとに敵意を持った海洋生物たちが群がってきた。「アンブロシウスの敵だ」と巨大な蛸にとどめを刺され、絶命するディープ。
ホワイトハウスで戦うブッチャーとキミコのもとに、ライアンが飛んできた。ホームランダーを睨みつける息子のライアンに「クソガキが」と言い放つホームランダー。三つ巴になって戦いながら、キミコに「早く撃て」と叫ぶブッチャーだが、キミコの放射線はなかなか発動しない。
そんなキミコはフレンチーの幻影を見ていた。「感じるべき怒りを感じられない。あるのは悲しみだけ」と幻影のフレンチーに手話で訴えるキミコ。そんなキミコの胸に優しく手を当てて「強さの元は怒りじゃない。俺にはない強さを君はずっと持っていた」と言うフレンチーに涙を流してうなずくキミコ。フレンチーがそっと手を離した場所には光が宿っていた。徐々に輝きを増した光は強大な放射線となり、白い光で全てを包んだ。
幕を閉じた最終決戦。生放送で全国に中継された光景は。
気を失っていたブッチャーが起き上がる。キミコもライアンも倒れている。呼吸を取り戻し目を覚ますホームランダー。ブッチャーを攻撃しようとするが光は出ず、空を跳ぼうとしても無様に落ちるだけ。「血と骨の戦いだ」というブッチャー。能力を失って無力となったホームランダーを殴り続ける。「これはフレンチーの分」と殴打するブッチャーに「どうかやめてくれ、お願いだ」と懇願するホームランダー。その光景は全国に放送されている。
「ヴォートを与える。ベッカも取り戻したいだろ。シェイプシフターに化けてもらえ。何でもする」と無様に懇願を続けるホームランダーの様子に、ライブビューイングを見ている観客が次々と席を立って出ていく。「私はホームランダーだ」と強がるホームランダーに、「違う。お前は何者でもない」と言い、「ベッカのためだ」とバールでホームランダーの頭を破壊するブッチャー。
そこへ戻ってきたスターライト、ヒューイ、MM。変わり果てたホームランダーを見つめている。目を覚ましたライアンにMMが駆け寄る。ライアンの視線から目をそらしたブッチャーは生放送中のカメラに気づき、それを踏みつけた。
祭りの後、世界を救ったリーダーが取った行動は。
ニュース。ホームランダーが自身を神と称したのちに殺害されたことを伝えている。
大統領アシュリーが「彼の病気は深刻でした。私の命令により危機を救ったCIA職員たちに感謝を申し上げます」と声明を出している。辞任しないというアシュリーだったが、議会の投票で職を解かれたことも報道される。
隠れ家で葉巻を分け合うザ・ボーイズ。キミコは笑顔で「私もいい?」と葉巻を受け取る。「フレンチーが見てたらいいな」というMMに「見てたよ」と微笑むキミコ。
ひとりになっているライアンのところにブッチャーがやってくる。「俺たちの能力はなくなり、普通の人間になった。テラーと一緒にやり直さないか?」というブッチャー。「僕の父親は消えてよかった。でもあんたも同類だ。父親がわりにはなれない」と答えるライアン。「自分で生きたい。あんたとはやり直せない。関係を終わらせたい」というライアンを呆然と見つめるブッチャー。愛犬のテラーに「ついにお前と俺だけだ」と話に行くと、テラーも横たわって動かなくなっていた。
冷たくなった愛犬を撫でながら、徐々に表情が変わっていくブッチャー。決心したように立ち上がったブッチャーが手にしたのは、対能力者ウイルスが入った試験管だった。
ヴォート社会議室。
テレビではスタン・エドガーが声明を出している。「ヒーローとの関係を再考すべき。ゆえにヴォートの暫定CEOになった」と言うエドガーをテレビで見ているヒューイ、スターライト、MM。ブッチャーを気にかけてやってきたヒューイは、テラーの亡骸の横に置いてあった空の容器を見つけた。急いで外へ出たヒューイが見たものは、走り去る車だった。
ヴォート・タワーにやってきたヒューイ。かつて「セブン」の会議が行われていた高層階の会議室にやってくると、窓の外を眺めて佇むブッチャーがいた。「渋滞か?」と聞くブッチャー。「止めに来ると思ったが一人はまずいな」というブッチャー。ウィルスはスプリンクラーに仕掛けたから、あとは引き金を引くだけでいいという。「ヴォートがある限り能力者は滅びず、次のホームランダーが現れる」というブッチャー。
「あんたが僕を地獄に引きずり込んだのはこの瞬間のためだ。でも本当は、僕は必要ない。失意の底にいるけど良識はある。あんたは怪物じゃないよ、ブッチャー。つらかっただけだ」というヒューイだが、ブッチャーの決心は変わらない。銃を持ち出すヒューイだが、不意をつき殴るブッチャーを皮切りに殴り合う二人。
ついにウィルスをばらまくスイッチを手にしたブッチャーだが、ヒューイの目を見た瞬間、亡き弟レニーの面影をそこに見て一瞬怯む。その瞬間を捉えて銃の引き金をひいたヒューイ。倒れたブッチャーに「こんなつもりじゃなかった。救急車を呼ぶ」というヒューイだが、「必要ない。俺を止めるにはこれしかなかった。お前を何度も血まみれの惨状に巻き込んだ。だがお前は何一つ変わらなかった。自分であり続けた。どうすればいい?」というブッチャーに「そのままでいい」と手を握るヒューイ。「お前は本当にレニーそっくりだ」という言葉を最後に、ブッチャーは目を閉じた。
すべてが終わり、それぞれの道を歩むザ・ボーイズ。
墓地。ブッチャーの墓の前に立つヒューイ、スターライト、キミコ、MM、ライアン。
「きっと今頃は地獄にいてあの笑顔を浮かべ、悪魔をぶっ飛ばしてる」というヒューイ。
「ママの隣でよかった」というライアン。
「それじゃ」とキミコが去った。MMとライアンも去っていく。トップレスのステーキハウスに行くというヒューイとスターライト。そこへ行くのはブッチャーとレニーの願いだった。
ビリー・ジョエルの「ピアノ・マン」が流れる中、ブッチャーの墓石が映される。そこには「OI, FUCK OFF, YOU CUNTS(おい!くたばれ クソ野郎)」と刻まれていた。
MMは、立ち会い人たちが見守る中、一度別れた妻モニークと両手をつなぎ、誓いを述べ合っている。かたわらで微笑む娘のジャニーヌとライアン。
キミコはマルセイユのカフェにいる。ふと泣きそうな顔でマドレーヌを見て、それを笑顔で口に入れた。
ヒューイに電話がかかってくる。大統領となったボブ・シンガーだ。「ヴォートは今むちゃくちゃだ」という大統領は、大統領直轄の能力者管理局を復活させるという。その局長になる気はないか?という大統領に、礼を述べながらも、事業を始めたので、と丁重に断るヒューイ。ヒューイが入っていた店には「キャンベル オーディオビジュアル」という看板がかかっていた。
中にいるのはスターライト。子どもを宿しているようでお腹が大きい。まだ結婚していないという二人に、スターライトの母がうるさく言うという。すぐにでも手続きに行くとヒューイが言い、外に出た二人。「ママをよろしくな、ロビン」とスターライトのお腹に語りかけるヒューイ。その言葉を聞いて、スターライトは空を飛んだ。
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ザ・ボーイズシーズン5 第8話「血と骨」の感想!キャラクターを大切に考えられた誠実なラストに涙。
いやぁ・・・泣きました。何回泣いたことか。
シーズン全体で散りばめられていた小さな伏線が次々と回収され、あっという展開もありました。
単純な勧善懲悪にはならないだろうな、ホームランダーが倒れてめでたしめでたしとはならないだろうなと思ってはいましたが、キャラクターを本当に大切に考えられた誠実なラストだったと思います。
まずはホームランダー。ブッチャーに懇願する彼が本当に哀れでした。永遠に大人になれない幼児だったのですね。スターライトがディープに言った「自分の行動の責任を取ったら?」という言葉はホームランダーにも当てはめられます。
そしてブッチャー。彼にとってはホームランダーを倒したことが終わりではなく、「能力者がいる限り、また次のホームランダーが現れる」という言葉には重みがありました。
しかし、権力に魂を乗っ取られて道を外れてしまうのは、能力者に限りません。彼の論理で考えると、能力者を一掃したところで、きりがないのです。
ブッチャーは大好きですが、ライアンが彼に告げた「あんたもホームランダーと同類だ」という痛烈な言葉は的を得ていると思います。そんなライアンですが、母であるベッカの隣にブッチャーが眠ることができたことを喜んでいました。父親がわりにはなれない、と断言しながらも、ベッカが亡くなった後に父親のような情愛で接してくれたブッチャーへの心がライアンにもあったのかもな、と思いました。
結果的には命をかけて世界を救ったというのに、ライアンに拒絶され、愛犬のテラーにも先立たれたブッチャーには、心が痛みました。でもだからといって能力者ヘイトを容認もできません。救えなかった弟のレニーに瓜二つのヒューイに止めてもらえたことは、せめてもの救いなのかもと思いました。
ライアンを引き取ったMMは、ヒューイと並ぶザ・ボーイズの良心でした。それでありながら、ブッチャーと対等にやりあえる一目置かれた存在だったと思います。一度別れた奥さんと娘さんと一緒になれて、本当によかった。ひそかにそれを願っていました!
キミコとフレンチーの物語は、思わぬところですばらしい続きを見せてくれました。テロリストにさらわれ、兵器として育てられた過去をもつキミコにとって、兵器ではなく人間として最初から心を通わせたフレンチーは、単なる恋人以上の存在でした。ホームランダーとの最後の決戦で発動した放射線が、怒りではなくキミコ自身の本当の強さから生まれたのは、フレンチーの力によるものですね。
スターライトは、ステレオタイプな純粋な女性ヒーローではなく、ミスコンでライバルだったファイアクラッカーに対して悪意ある噂を流したり、先輩であるクイーン・メイヴに生意気な態度を見せたりと、完全無欠ではないところが人間味があって好きなキャラクターでした。お腹に宿したヒューイとの子どもに、そもそもの物語の発端であったヒューイの元彼女、ロビンの名前がつけられていたことには驚きましたが、スターライトにそれだけの包容力があるということなのですね。
そしてヒューイ。電器店の気弱な青年だったヒューイは、すべてを終えてまた電器店を開業します。ホワイトハウスに乗り込んだときも、ヒューイの機器の知識で天井にある火災消化システムの型番を見抜いて活躍していました。シーズン1ではよく描かれていたヒューイのこんな面が描かれるのも久しぶりだなと思っていたら、最後に回収がありました!
ジェン・ブイ組は案外地味で、エマに至っては登場シーンはほんの数分でしたが(それでもエマらしさは全開でした!)、これでよかったのかもと思いました。シーズンを通じて必死で戦ってきた、もとは普通人間の集団ザ・ボーイズの戦いに、能力者の若者たちがけりをつけるというのも、なんだか釈然としないので・・・。願わくばジェン・ブイのシーズ3があればと思いましたが、シーズン2で終了とすでに発表されているので、ちょっと不発感はありましたが、まあ仕方ないですよね。
ディープは残念ながら最後まで情けないままでした。「アンブロシウスの敵だ」と海洋生物たちが言っているのは、かつてディープと恋仲にあった蛸の名前ですね。ディープを信じて支えてきた彼女を自分のエゴで殺してしまったディープ。自分の行動の責任を取ることは自分の力ではできないままでした。ちなみにアンブロシウスの声を演じていたのは、アカデミー女優であるティルダ・スウィントンです。第7話で登場したシュモクザメのザンダーの声を演じたのはサミュエル・L・ジャクソンでしたし、海洋生物に大物俳優を起用するのがお決まりだったのかもしれません。
エンターテイメントとしては、ホワイトハウスで壁をぶち抜いて現れたブッチャーのセリフ「Amen, Cunts. Daddy’s home.(やあクソ野郎、パパは戻ったぜ)」には歓声をあげてしまいました!「Daddy’s home」は、一時期ザ・ボーイズから離脱していたブッチャーが戻ったときのセリフで、ニヤっと笑う不敵な笑みと不遜な態度がかっこよかったんですよね。きっともう一度出ると思って待っていたのは管理人だけではなかったと思います!ファンサービスしっかりしてくれて嬉しいです!
最後に、エンドロールでバックステージの様子がスライドショーのように展開されたのは胸熱でした!キャストのインスタなどでバックステージの写真は公開されていますが、スタッフさんがたくさん出ているのがよかったです。長い間楽しませてくれてありがとう!と拍手したい思いでした。
アメリカでは、この最終回が4DXでライブビューイングされるのですよね。どんなに盛り上がるかと思うとうらやましい・・・!インスタなどで様子を追いかけて、せめて雰囲気を味わいたいなと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました!
いかがでしたでしょうか。
当ブログでは、「ザ・ボーイズ」「ジェン・ブイ」や他の海外ドラマについても記事を配信しています。
よかったら他の記事も読んでみてください!
ではまた!
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